時計製造のノウハウアフターセールスサービス
チューダー正規品販売店及びサービスセンターは世界各国へと拡がっています。
お手持ちの時計はオーバーホールを施すことにより本来の機能を回復し、研磨仕上げ(一部のモデルを除く)によって、ケースとブレスレットの輝きを取り戻すことが可能です。厳しい検査を行うことで、チューダーに求められる高い精度および防水性能、そして品質と信頼性をお約束します。
オーバーホール後、初めて時計を着用される際には、手動でゼンマイを巻き上げてください。ねじ込まれた状態のリューズを一旦ゆるめ、約20回転を目安に前方(12時方向)に回して巻き上げます。その後、防水性能を確実にするために、リューズをケースに十分にねじ込んでください。
チューダーであることの証
お客さまのチューダーは、固有のシリアルナンバーを保有しています。
これによりサービスセンターにてお客様の時計を識別することが可能です。
点検
オーバーホールを行う前に、経験豊かな時計技術者が、お客様の時計の状態を細部にわたり入念に点検します。この点検結果に基づき、お客様がチューダーを安心してご使用いただけるように、最適な作業内容をご提案させていただきます。
ムーブメントの分解から調整まで
見積内容にご承認いただいた後、時計技術者が分解を開始します。ブレスレットが時計のケースから取り外されます。裏蓋が開けられ、ムーブメントが取り外されます。その後、ケースは完全に分解されます。
洗浄と部品の交換
ムーブメントは慎重に分解され、各部品ごとに超音波洗浄されます。ムーブメントの各部品の状態を綿密に検査し、摩耗や傷みのある部品は、チューダーの純正部品と交換されます。
ムーブメントの注油と組み立て
部品の摩擦を最低限に抑えるため、ムーブメント各部に注意深く注油します。これにより、お客様のチューダーは、本来の機能と高い精度を保つことができます。
タイミングの調整
1日に690,000回以上の振動を刻みながら動き続けるテンプは精度の要です。精度を維持するために、入念にテンプを調整し、専用の測定器で計測します。その後、調整された精度を確認するため、数日間にわたる計測検査を行います。
研磨仕上げ
オーバーホールのオプションとして、ケースとブレスレットの研磨仕上げを承ります。(モデルにより研磨ができない場合があります。) 細心の注意のもとで研磨と超音波洗浄を行い、時計は本来の輝きを取り戻します。
ケースとブレスレットは、ムーブメント同様の高い品質基準で取り扱われます。洗浄後、交換を要する部品はチューダーの純正部品に交換されます。
ケースの組み立て
時計のケースを組み立て、防水性能を確実にするために、すべてのパッキン類を交換します。
防水テスト
規定の防水性能を満たしていることを確認するために、時計のケースは厳密に検査されます。水中で減圧試験・加圧試験の2種類の検査を行った後、ケース内の結露を確認する検査を行うことにより、ケース内に入り込むごくわずかな水分も見逃しません。
最終品質検査
各工程で厳密な品質検査をクリアしたチューダーは、最終品質検査に進みます。最終品質検査では最高の品質を保証するため、自動巻きの持続、精度、そして外観においても基準を満たしていることを再度確認します。
ワールドワイド サービス
チューダーは複雑な精密機械です。その性能を維持するためには、定期的な点検・オーバーホールが必要です
一連の作業は、ロレックスのサービスセンターにおいて行われます。アフターサービスのネットワークは世界の5大陸に拡がり、確かな品質を保証するため、専門知識とスキルをもつ時計技術者を擁しています。
2年間の国際サービス保証
オーバーホールを受けたチューダーには、2年間の国際サービス保証書が発行されます。事故や時計の誤った取扱いに起因する不具合は、本保証の対象にはなりません。また、チューダーまたはロレックス以外の第三者によって時計に何らかの手が加えられた場合や純正部品以外が使用されている場合も、この保証は無効となります。