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チューダーの歴史
起源:1960年~1969年

1961年

魅力の原点に戻る

芸術的洗練が放つフェミニンな魅力は、チューダーの歴史の一部だ。圧倒的にモダンなエレガンスを湛えたウォッチは、ブランドのアイデンティティと完璧に一致したジュエリーだといえる。その官能的なカーブが、スタイル、精度、巧みの技を融合するブランドの卓越したノウハウを体現しているのだ。

チューダー ロイヤル 8533

このチューダー ロイヤルは、9 ctゴールド製のレディスウォッチだ。オーバル型のケースにラウンド型のゴールド製ベゼル。シルバーホワイトのダイアルには、ゴールドのアラビア数字のアップリケ。トノー型の機械式ムーブメントは、ブランドの中で最も小さいムーブメントの一つであるキャリバー 343で、そのサイズは横13 mm、縦15.55 mm、厚さ3.60 mm。振動数は毎時21,600回。Peseuxキャリバー 342から派生したこのムーブメントには秒針がなく、ショック・アブソーバシステムを搭載している。ケースバックの内側には、「MADE FOR ROLEX」の文字の刻印。リューズには、ロレックスの王冠マーク。ダイヤルとムーブメントには、「TUDOR」の文字の刻印。しなやかなスネークチェーンブレスレットは、9 ctゴールド製。クラスプにはロレックスのサイン。

チューダー オイスター プリンス レンジャー 7995/0

チューダー オイスター プリンス レンジャーモデルは1960年代に発表され、カタログには1969年から1988年まで掲載されていた。このRef.7995/0は1967年製で、34mmの防水スチール製ケースに収められている。ローズのロゴを配したマットブラックダイアルは、長方形のアワーマーカーと同じくルミネッセンス加工を施した3時、6時、9時、12時位置のアラビア数字が特徴だ。独特な形の針にもルミネッセンス加工が施されている。自動巻ムーブメントはETA キャリバー 2483で、ローターに「TUDOR AUTO-PRINCE」の文字の表記。スクリュー式ケースバックの内側には「MONTRES TUDOR S.A. GENEVA SWITZERLAND PATENTED」、外側には「ORIGINAL OYSTER CASE BY ROLEX GENEVA」の文字が刻印されている。スチール製のオイスタータイプのブレスレット(Ref.7835)にはフォールディングリンクとロレックスの文字が入ったクラスプが付いている。

1969年

ロゴの 新たな進化

1969年以降、クラシカルな美しさが確固たるものになる一方、チューダーはより堅牢で技術的な時計製造に取り組んでいった。その中で、ロゴからローズは姿を消し、堅牢性と揺るぎない信頼性の象徴である盾が選ばれた。

チューダー オイスター プリンス デイト + デイ 7017/0

1969年から製造が始まったオイスター プリンス デイト + デイは、プリンス コレクションの中でも最も大きいモデルの一つである。このRef.7017/0は、37.5 mmのスチール製ケースで、スクリュー式防水ケースバックの内側には「MONTRES TUDOR S.A. GENEVA SWITZERLAND PATENTED」、外側には「Original Oyster Case by Rolex Geneva」の文字が刻印されている。日付と曜日表示機能を搭載する自動巻ムーブメントはA.S. キャリバー 1895。ローターには「TUDOR AUTO-PRINCE SWISS MADE」の文字が刻印されている。サンレイ仕上げのメタリックブルーのダイヤルには、バトン型アワーマーカー、外周にミニッツトラック、アワーマーカーの隣のミニッツトラック上に夜光塗料を施したドット、夜光塗料を施したバトン型針、大きな秒針が配されている。日付は、3時位置の小窓に、曜日は12時位置の大きな小窓に表示される。このモデルにはフォールディングリンクとロレックスの文字が入ったフォールディングクラスプを取り付けたオイスタータイプのブレスレット、Ref.7836が付属している。