BLACK BAY Bronze

ブラックベイの他モデルと同じく、ブラックベイ ブロンズは1950年代のチューダー ダイバーズウォッチに着想を得たダイヤルを特徴としている。また、ダイアルには1969年のブランドカタログに載った「スノーフレーク」の名で知られている、特徴的な角ばった針を採用している。そして、リューズガードがなくラグを貫通するようにデザインされたリューズは、初代のチューダー ダイバーズウォッチから着想を得ている。

ケースの経年変化を愉しむ

新しいブラックベイ ブロンズの最たる特徴は歴史的な船やダイビングの装備に着想を得た、43mmのケースである。この高品質の「生きた」素材は腐食に強く、かつて海軍の装備のパーツに採用されていた。また本モデルは身につける者のライフスタイルに応じて、美しいパティーナが生まれる。高い機能性はそのままに、なによりブラックベイ ブロンズの完璧なサテン仕上げが、美しいパティーナが生まれる変化を可能にしたのである。

マニュファクチュールキャリバー　MT5601

このブラックベイ ブロンズに備えられたマニュファクチュールキャリバー MT5601は、33.8mmとチューダーの中で最も大きい。オープンワークのローターは細部にサンドブラストを伴うサテン仕上げで、ブリッジとプレートはサンドブラスト表面とレーザー装飾を交互に施されている。マニュファクチュールキャリバー MT5601は時針と分針、秒針を備えている。70時間のパワーリザーブに加えて、その構造は、堅牢性、耐久性、信頼性を確立するように設計されている。可変慣性バランスを持つため、2点固定の丈夫な横断ブリッジによって守られている。自動巻システムは両方向回転で、スイス公認クロノメーター検査協会（COSC）による認定を取得。

ストラップに息づく精神

海軍との深い繋がりのあるチューダー。その歴史の中で育まれた精神は、今もなお現代のモデルに息づいている。例えばかつてフランス海軍にブレスレットなしで時計を提供し、隊員たちはそれにハンドメイドのストラップなど、自らにフィットするものを取り付けて使用していた。チューダーのアーカイブの中の一つに、しなやかなゴールドの糸を使用したパラシュート素材のストラップを取り付けたものがある。これは実用性という意味において非常に優れており、このブラックベイ ブロンズにおけるジャカード織のスレートグレーのストラップの着想源となった。また他にも同様にスレートグレーカラーのエイジドレザーストラップを選ぶこともできる。

高性能アルミニウムブロンズ合金ラッシュド仕上げ

2016年発表の最初のブロンズモデル。今回チューダーはダイアルのデザインにおいて、新たな挑戦として希少なブロンズ素材の美しいパティーナに注目した。新色のスレートグレーはダイアル、およびダイバーズウォッチに欠かせないそのベゼルに配され、かつて海軍に採用されてきた歴史とその精神が細部にまで感じられるデザイン。ムーブメントはマニュファクチュールキャリバーであるMT5601を搭載し、チューダーが誇る真の機能性を兼ね備えている。

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